W201から採用された「パノラマワイパー」
(初期モデルでは伸縮せず、根元にもう一つ小さなワイパーが付いていました)
W210やW202あたりまで採用されており、
当時2本よりも広範囲な視界が確保できるとのことでした。
で、広範囲に拭けるのはいいんですが、土砂降りの時など
スピードが追いつかない時がありますよね。
(現在では助手席側には伸縮するワイパーが付いていますが、
2本ワイパーになってます。)
ここで思いつくのは「レインX」などのガラスコート剤です。
コート剤を塗っておけばスピードの遅さもそんなに
気にならなくなりますし、雨水がコロコロと左右上下に散らばっていき
フロントウインドウのサイドのレールへ引き込まれていきます。
メルセデスはかなり前のモデルから「レインランネル」と呼ばれる
雨水の通り道をフロントウインドウ 〜 ルーフ 〜 リヤウインドウに
装備しています。
フロントウインドウで拭かれた雨水はサイドのレールに引き込まれていきます。
で、ここまでは他の車でもあったりしますが、メルセデスではそれをルーフから
リヤウインドウ手前のレールに落とし込みます。
普段雨の日の視界とかあまり気にされないかもしれませんが、
高速走行でサイドウインドウやリヤウインドウに雨水が流れないんです。
この「レインランネル」は最新のモデルでも装備されており
僕は他メーカーにはない大変優れた装備だと思っています。
当店ではガラスコート剤は「クリアペル」をおススメしています。
他のシリコン系のコート剤と違いフッ素系のコート剤になります。
いやなビビリもなく、耐久性も抜群です。
この時期だと屋外駐車のガラスは朝、ガリガリに凍りますが、コート剤を
塗っておけば凍りにくくなりますよ。