2015/02/03

M104 ヘッドガスケット交換




先日よりお預かりしているE320ワゴン。

オイル漏れがひどく、
ヘッドガスケットを交換することになりましたが、

せっかくヘッドを下ろすんで、ステムシールの交換や
カーボンを落としてきれいに仕上げたいですよね。

別途工賃は必要ですが、そんなに頻繁にする作業じゃないので
絶対やっておいた方がいいです。

ガスケット交換が必要な車両なら10万km以上は走っているでしょうし、
それなりにカーボンがたまっています。








ツインカムなんでポートも狭いし、それが6気筒分だと
ここまできれいにするのに結構時間もかかります。






これからきれいにしたバルブの擦り合わせをしていきます。

2015/02/02

続 Mazda 人馬一体塾











先日紹介した記事の続編です。



しばらく続きそうで楽しみにしています。

2015/01/30

W463 G320 プロペラシャフト ジョイントベアリング交換






'99 G320 Long
150,200km


同級生のゲレンデですが、バック時に下の方で変な音がするとの事で預かりました。
聞けば約1ヶ月前からでだんだん音がひどくなっている様子。
もっと早く言えよ!

確かに運転席の下あたりから出ており、停止状態でもRにシフトすると音が出ます。
リフトアップして点検してみるとプロペラシャフトのジョイント部の片方にガタがあります。


ミッションからセンターデフにつながるところなので短いです。
ブーツが破れ、中のグリスが粘土みたいに固まってました。


Cクリップを外しベアリングを外そうと思っても錆びて固着して外れてくれません。
バーナーで炙ってやっと外れました。


新しいベアリングを組み付け付属のグリスを充填し組上げます。






2015/01/29

W205に乗ってみて






先日お客様の代替商談のためディーラーからC200のAMGラインをお借りました。
昨年発売から約半年経過して今までに何度か試乗していますが、今回は2日間通勤(片道役30km)や、高速道も含めじっくり乗らせていただきました。

C200は2リッターのターボエンジン。最近はどこも排気量がダウンサイジングされ過給器でパワーを稼ぎ燃費との両立をしています。
今回のC200もパワーは十分で、普通に使う分には特にストレスは感じないでしょう。
少し前の2.5リッタークラスより馬力もあり、トルクは50N・m以上が1200rpmからでますから当然ですが体感的にもかなり違います。

今回お借りした車両はAMGライン装着車でしたので、エアマチック装備です。


このスイッチで4段階にサスも含めエンジンやミッションのセッティングが変わります。

普段W124に乗っている事もあり自分にはComfortモードがしっくりきました。
Sportとかはたぶんアクセル開度のセッティングなどが変わってレスポンスは良くなるんですが、何か車に急がされているようで落ち着きが無くなる様な感じ。
サスペンションも然りで、自分の思いとは何か違う動き。

偶然にも先日ご紹介したMazdaの虫谷さんの書かれていることがぴったりとあてはまるような気がして、いつものW124だとこんな感じだよな〜って思いました。
W124は全ての動きが緩やか。コーナーでもしっかりロールしますが不安になる様なことは無い。アクセルもしっかり奥まで踏み込めば十二分に加速してくれる。
全体的な印象ですがW205は車に乗らされている感じで、W124は自分で操っている感じかなあ。

最近の車両は当然安全性の向上や燃費なども良くなってきていますし、当然スタイリングは好みの問題もありますが良くなっていると思います。
ただ、最近のメルセデスはちょっとスポーティー路線に向きすぎの様な気がしてます。
以前の「最善か無か」の時代のメルセデスが考える方向性。ある意味押し付けとも受け取れる思想。けどそれらには全て安全性につながる意味のあるデザインや仕様であったように思います。
当然メーカーも販売を伸ばすためにユーザーの求めているニーズに合わせた車作りをしているでしょう。事実、今ではラインナップもかなり増えメルセデスの中でそれぞれのニーズに合った車選びができます。

全ての面においてW124がまさっているとは言いませんが、自分には一番しっくりくる感じなんです。
W124も最終年式でもう20年たっています。
古い車両と付き合うにはそれなりに維持費がかかったり、故障のリスクも多くなりますが、その点メルセデスは古い車両のパーツ供給もしっかりしていますし、きちんと整備してやり定期的なメンテナンスをしてやれば十分日常のアシに使えます。

仕事柄いろいろな車で通勤しますが、楽とかたのしいではなく何とも言えない落ち着きや安心感が90年前後のメルセデスにはあります。

今も修理でお預かりしているW124など古い車両がありますが、これからもずっと乗って頂けるようにしっかり整備していきます。


2015/01/28

W201 ドア内張り 補修作業






先日入庫した190Eにちょっと気になる箇所があったので補修してみました。









ドア内張りの上面部分の浮きが見られます。W201ではよくこうなっている車両を見かけますね。
W124ではもう少し手の込んだ作りになっていますが、ビニールレザー部が縮んで引っ張られる感じで浮いてきます。

このくらいであれば補修で何とかなりますので、いったん取り外して可能なかぎり引っ張って接着してみました。











今回は縮み具合が最小限だったのでなんとか目立たないくらいには修復できました。
ひどい物は補修がきかない場合もありますので、交換するしかありせん。