1992 190D 2.5
22,400km
当店へは初めての入庫になります。
最近購入されたばかりで、各部の点検と
整備のご依頼でした。
外観は少しやれていますが、実走でまだ
22,400kmです。
ディーゼルモデルは距離が出ている車が
多いですが、よく見つけましたね。
試運転、点検の結果そこまで悪い
ところは無かったのですが、
ステアリングのリンケージと
ロアアームのボールジョイントに
ガタがありましたので交換することに。
タイロッド関係のブーツは単品での
供給がないので、応急的に国産の
汎用ブーツを無理やり取り付けてある
車両を時々見ますが、純正品のブーツが
破れてしまう頃にはジョイント自体が
良くないケースがほとんどなので
タイロッドごと交換したほうが
いいと思います。
この車両も国産のブーツに交換され
針金で固定されていました。
この際なのでステアリング系を全て
交換してリフレッシュさせます。
・ロアアームボールジョイント左右
・タイロッド左右
・ドラックリンク
・ステアリングダンパー
・アイドラアームリペアキット
ATF、フィルター交換
シフトリンケージブッシュ取付。
ステアリングを回すと音が出るとのこと。
回すとカラカラ音がします。
エアバッグユニットを外してみると
キャラメルみたいなのが転がっています。
エアバッグユニットのネジ止めの
樹脂が外れていました。
持ち込みの2DINナビとドラレコを取付。
92モデルは純正デッキ上の物入れを
利用するとぴったり2DINがはまります。
ただ、物入れは切断するので元には
戻せませんが。
2004 209342
CLK200
88,000km
エンジン警告灯点灯、少しエンジン不調
とのことでお預かりしました。
M271エンジンでは何度も作業している
ブローバイホースの破れです。
破れているホースはインテークの下、
さらにスパーチャージャーも
取り外しての作業になります。
ホースは計3本、チェックバルブも
一緒に交換しますが、この作業時に
一緒に交換した方がいいのが
ベルトテンショナーです。
テンショナーの交換には
スーパーチャージャーを取り外す
必要があるので同時交換を
お勧めしています。
今回はカムマグネットからも
オイル漏れがひどかったので
交換させていただきました。
ここも早めに手当てしてやらないと
ハーネスを伝わってコンピューターまで
オイルがまわってしまいます。
W203の同タイプのエンジンでも
同様になります。
2005 E350T
92,241km
エンジン警告灯が点灯しているので
1年点検とあわせて入庫して
いただきました。
エンジンの警告灯点灯の原因は
エアーポンプの故障でした。
バランサーシャフトのスプロケでなくて
良かったです。
エンジンマウントも中のオイルが
出てしまってダメで交換。
ATマウントも交換。
この3点は同時交換が基本です。
あとは特に不具合は無く、
エンジンオイルの交換をさせて
いただきました。
1993 W201
190E 2.6 SportLine
90,000km
お客様が新たに購入したので
一通り点検してほしいとのことで
持ち込まれた190E 2.6です。
年式の割に走行距離が伸びていない
10万キロ前後の車両は意外に
整備に費用が掛かることがあります。
・ラジエターホース
・ベルトテンショナー、ベルト
・ヘッドガスケットオイル漏れ
・エンジンマウント不良
・ステアリングリンケージ一式
・プロペラシャフトジョイントディスク
・ボンネットインシュレーター
・ショックアブソーバー
・フューエルゲージ
・SRSランプ点灯
・クルーズコントロール作動不良
その他、、、
うん〜、軽く50万は超えそう、、、
ヘッドガスケット、ステムシール交換。
ヘッド、ポート、バルブなどのカーボンを
綺麗に落として洗浄、組み付け。
クルーズコントロールは助手席足元にある
コントロールユニットの不良でした。
ブロアモーターも異音が出ていましたので
新品に交換。
モーターの配線はバッテリー後ろの
レジスターに繋がっています。
ショック、アッパーマウント、
ブーツやバンプラバーも交換して。
ドアミラーのラバーキャップが劣化して
いたので新品に交換。
追加作業を色々頼まれた中で、
断熱のガラスフィルムをリヤに貼った
ついでに、頼まれていませんが
リヤボードを外して劣化していた
スピーカーカバーのスポンジを取り除き、
黒い化繊の布で細工してみました。
作業内容が多すぎて画像も結構撮り忘れ
なんか中途半端な紹介になって
しまいましたが、
シャキッとした本来の感じが戻って
いい車に仕上がりました。
こういう本来の走りができるように
整備するのは結構費用もかかりますが、
今の車から比べても遜色ないどころか
全然良かったりもします。
1994 E320T
191,000km
走行中の異音をなおしてほしいとの
ご依頼です。
当店へ持ち込まれる前に他のお店で
色々と調べて何点か部品を替えられた
ようですが、肝心の異音が治らない。
早速試運転するとリヤのハブベアリングが
片方ダメのようです。
この半年で数台見てきましたが、
リヤのハブベアリングで異音の
でているものは焼き付いていて
ハブがまず抜けません!
かなり頑丈な純正のSSTでも工具の方が
壊れる始末です。(泣)
純正のSSTであれば車上で交換できて
しまうのですが、抜けないものは
ハブキャリアを下ろして15tのプレスに
かけようが、キャリアをガンガンに熱して
プレスしようが外れません。
色々試しましたが、ベアリングを
焼き切って外すしかありません。
もちろん同時に左右を替えるのですが、
異音の出ていない方はSSTですんなり
抜けるので、ここはなるべく早めに
予防交換しておきたいところですね。
ベアリングは社外品も出ていますが、
精度が悪いので純正品で交換します。